2012年09月20日

脱原発をなぜ私が訴えるか Vol.5【改訂版】

地震国・日本における原発立地の危険性

hamaika2.jpg 2006年に耐震審議指針で、原発の立地での活断層に対する厳しい基準が敷かれたと言っていますが、実際は過去の立地について活断層の審査は十二分に行われないままで原発の建設が完了してしまったようです。且つ、原発は丈夫に設計されているので活断層の存在についてもあまり重大視していなかった面もあります。事実、原子力安全委員会での過去の議論では、新基準によって稼動中の原発が不適格になったら困るという意見が出ていたこともあり、そのためには全ての原発について中立性を堅持できる専門家、即ち政治的独立性と専門的独立性を確保できる人によって、一日も早く活断層の存在を明らかにしてほしいのです。

 今回の東日本大震災では「想定外」hamaika1.gifの被害が出たと言われていますが、多くの地震学者が「いつ起きても不思議ではない」と東海地震を予測しています。この東海地震は東日本大震災に匹敵する規模だと予測されており、特に管前総理が稼動中止を決定した浜岡原発の真下に原爆が3万発近く爆発するだけの地震エネルギーが埋もれております。また、この浜岡原発には大量の使用済み核燃料も保管されており、ここでさらに大地震が起きたら、未曾有の大惨事の悪夢が現実のものとなるのです。そのため静岡県の市民団体は、現在停止中の浜岡原発の再稼動を問う県民投票を求めて16万5127人の署名を県に提出し、その直接請求は受理されました。この住民投票に、当初否定的であった川勝平太知事も賛成の意向を表明せざるに至っております。このような運動は全国的に広まるでしょう。新潟県においても、知事へ直接請求するに必要な4万人を超える約7万人近い署名が既に集まっており、この12月にも正式に請求がなされます。私は最近、かつて柏崎刈羽原発の基礎工事に従事していたという60歳代の方からこんなことを聞きました。「原発の炉心の建設現場で働いていたが、原発の基礎は岩盤まで掘り下げるとされ、専門家の技術者は約40mの地点が岩盤だと言っていた。しかし、実際工事をする我々にとっては理解できないものであった。なぜならその岩盤と称するものは、干潮刈で使う鍬を突き立てると岩肌がボロボロと崩れてしまい、その上に3mの高さのコンクリートを流し込んで心炉の基礎としたのだから。今考えると恐ろしいことだ。」とハッキリと私は言い聞かされました。私は背筋が凍る思いに陥りました。
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【参考文献】
小出裕章(京都大学原子炉実験所 助教授)著「原発のウソ」
原田泰(早稲田大学政経学部 教授)著「震災復興 欺瞞の構図」
他科学サイエンス機関誌

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